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介護における夜勤の仕事内容について

特養や老健といった24時間対応の施設の場合、夜勤があります。夜勤ではどんな仕事をするのだろう?給料は?といった疑問を持つ方は多いと思います。そこで、今回は介護職員が夜勤ではどんなことをしているのか、手当はどうなっているかなどについて書いていこうと思いますので、今後の参考にしてみてください。

介護 事務

夜勤のある施設と働いている介護職員の要件

特別養護老人ホームや介護老人保健施設といった、24時間対応の施設や介護付き有料老人ホーム、グループホーム、小規模多機能型居宅介護など、ご利用者が夜間に利用する(住んでいる)介護施設なら基本的に夜勤があります。

また、訪問介護の事業所であっても、最近では24時間対応のところや夜間の緊急時の対応を行うところが増えてきており、そのようなところでは夜勤があります。基本、施設で働く場合には資格は必要ありませんが、訪問介護など一部事業所では介護福祉士、介護職員初任者研修修了(ホームヘルパー)、実務者研修修了といった資格が必要となります。

夜勤を行うためにはまず、そこの職場の仕事に慣れなければできません。職場での仕事を一通り理解したうえ、ある程度の時間通りに動かなければならないので、どんなにキャリアを積んだ方でも、最低1ヵ月近くは様子を見られるはずです。そして、上司や責任者が「この人なら夜勤を任せられる」と判断された時に、初めて夜勤に入ることができます。

介護施設での夜勤の仕事内容

まずは、すべての施設で言えることですが、日勤者からの業務内容の申し送りがあります。内容は怪我、体調の変化や薬が変わった場合など様々ですが、これを聞いておかないと、ご利用者の状態を把握できず、夜中に何かあった時にパニックになることがあります。

また、ご利用者の些細な変化はあらかじめ聞いておかなければ見抜けないため、事前情報をきちんと得ておきましょう。「いつもと違うような…」という感覚は、時として命にかかわる状態を発見できる場合があります。 多少の時間の違いはありますがほとんどの介護職の夜勤の流れは次の通りです。

  • 17:00
    夕食の準備
  • 18:00
    夕食(食事介助含む)と配薬・服薬
  • 20:00
    トイレ誘導やおむつ交換、ベッド移乗、口腔ケアといった就寝準備
  • 22:00
    消灯・時間ごとの巡回や雑務、ご利用者のコール対応
  • 23:00から翌5:00
    食事や交代で休憩、決められた時間ごとのおむつ交換、雑務など
  • 5:00から7:00
    おむつ交換や排泄介助、朝食準備、全介助が必要な人はここで食事介助
  • 7:30から8:00
    朝食(食事介助含む)と配薬・服薬
  • 8:30
    業務の申し送り
  • 9:00から10:00
    終了

といった形が主な仕事内容になっています。

なお筆者は看護師で病院に勤めていましたが、療養型病棟・精神科病棟だった際の介護職員は、主に上記のような内容でした。 グループホームの一部では、ご利用者と一緒に食事を作ったりするため、もう少し早く夕食や朝食の準備を始めたりするところもあるようです。

介護施設での夜勤の人員配置

介護施設での夜勤の配置人数の基準は、厚生労働省で定められています。 それを基に挙げていきたいと思います。

  • 特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
    「従来型」と「ユニット型」の二種類の施設になっており、従来型の場合、夜勤はご利用者25人に対して介護職員1名以上の配置になります。ユニット型の場合は1ユニット10床(1床で1人で、2ユニットで介護職員1名以上の配置になります。どちらの場合も「看護職員」はいなくても大丈夫になっています。
  • 介護老人保健施設
    こちらも「従来型」と「ユニット型」の二種類の施設になっており、従来型はご利用者が40人以下で介護職員が1名以上、41人以上で2名以上の配置になります。ユニット型の場合は特養と同じく1ユニット10床(1床で1人)で、2ユニットで介護職員1名以上の配置になります。老健も看護職員の配置義務はないですが、多くの施設では夜勤者に看護職員も配置しています。
  • 介護付有料老人ホーム
    夜勤の人員基準は定員の数に関わらず、介護職員または看護職員1名以上を常時配置しなければなりません。特養や老健のように何人に1名以上というのが定められていませんが、20人から25人に1名以上が主に配置されているようです。
  • グループホーム
    1ユニットに原則1名以上の介護職員が必要となりますが、看護職員は不要です。
  • 小規模多機能型居宅介護
    夜勤帯で1名以上の介護職員の配置が必要となります。
  • デイサービス・デイケアは夜勤対応のところがほとんどなく、サービス付き高齢者住宅や住宅型有料老人ホームといった施設では特に人員基準もありませんが、特養や老健と同じような夜勤体制を取っているところが多いようです。

介護施設での夜勤の勤務時間・勤務回数

介護施設では主に日を跨いだ16時間以上の勤務(16:00または17:00から0:00まで、0:00から9:00または10:00などの足掛け2日)の二交代制の場合と、平均8時間ずつの三交代制がありますこの時の夜勤は22:00から6:00までや23:00から8:00など施設によって様々です)。

介護施設での主流は二交代になっており、全体の約9割と言われています。二交代のメリットは、ご利用者の入眠前後に介護職員がその状況を把握したのちに、夜勤を行えることにあります。そして、ご利用者が眠っている間に二人以上職員がいる場合は、交代で休憩を取ります。

労働基準法で6時間以上8時間以下の勤務の場合は、45分、8時間を超える勤務につき1時間以上の休憩時間を設けているので、少なくとも1時間以上休憩が取れ、多くの施設では2時間ほどの仮眠をすることもできます。もう少し多く仮眠をとることができる施設もあるようですが、寝過ごさないように注意しましょう。

また、休憩をはさんでも16時間以上と長い勤務時間ですが、仕事が終わったその日はまるまる自分の時間を作ることができます。加えて、人員が足りない時や勤務調整上どうしても割り振れなかった時を除いて、翌日は休みになりますので、実質二連休となります。

夜勤専門で入る方も各職場で定められた勤務時間になりますので、大体上記のような時間から開始・終了となります。気になる夜勤の回数ですが、2016年では以下のように月の平均回数が出ております。

二交代制

特別養護老人ホーム4.2回
介護老人保健施設4.5回
グループホーム4.5回
小規模多機能型3.9回

三交代制

特別養護老人ホーム4.8回
介護老人保健施設7.6回
グループホームなし
小規模多機能型なし

主となっている二交代に関しては、平均で月4回から5回となっていますが、特養と老健で三交代では少し回数が増えています。老健に至っては約8回と、回数がかなり多くなっており、一月に10回夜勤で出勤する方もいるようです。

介護施設での夜勤手当

夜勤をするにあたり、気になるのが夜勤の手当です。パートの時給で夜勤に入っている人と、正職員などで入っている人では少し違いが出てきますので、そちらも合わせて説明していきます。

(例)
日勤の時給が1300円のAさんが二交代の夜勤(16:00から0:00、0:00から9:00。休憩が21:00からと6:00から1時間ずつ)に入っている方の場合。

労働基準法では22:00から5:00までは、「深夜割増賃金」という雇用側が労働者に対して、賃金を多く支払わなければならない義務(法令義務)があります。上記の時間に勤務している場合は、25%の時給の割増になります。 それを踏まえてAさんの夜勤一回の額を計算してみます。深夜割増分が含まれない16:00から21:00のまでの5時間と、5:00から6:00、7:00から9:00までの3時間(休憩時間は時給換算の対象にならない)の合わせて8時間と、22:00から5:00までの深夜割増分の7時間。

1300円×8h(10400円)+1300円×7h×1.25(割増分)(11375円)=21775円

Aさんは一回の夜勤で21775円の収入があることになります。
※計算式を簡略し深夜割増分を理解しやすくする目的で、残業時間への割増計算を省いています。

そして、正社員として月給を貰っている方もこの「深夜割増賃金」は適用されます。月給を時給換算したもので計算します。この適用がない場合、その職場の雇用者は労働基準法違反になります。多くの施設では「夜勤手当」との名称で支給しているかと思います。

これは深夜割増分を分かりやすくし支給しているものでしょう。実際の介護職の求人を調べると夜勤手当・夜間手当のことが書かれてあることが多いと思いますが、職種や経験年数、施設や勤務場所により変わってはきますが、相場では一回につき5000円から8000円のところが多いです。

夜勤手当5000円で夜勤を月に6回行うと、最低でも月に30000円の収入になるのはかなり大きいです。
※定額の夜勤手当として支給する場合、割増計算額以上にする必要があります。

介護施設の夜勤求人に応募する際の注意点

介護施設における夜勤手当は上記でも説明したように、深夜割増賃金分は計算して出すことができます。しかし、施設によっては手当が一定額だったり、きちんと計算して出したりと異なります。2016年度の一回の夜勤で、二交代の施設での平均手当(1日分)は以下のようになります。

正社員

特別養護老人ホーム5228円
介護老人保健施設7537円
グループホーム7537円
小規模多機能型5271円

パートなどの非正規雇用

特別養護老人ホーム6431円
介護老人保健施設8722円
グループホーム10163円
小規模多機能型8830円

非正規雇用の方が正社員より手当がよいのがわかります。ただし正規雇用の強みは、夜勤手当の金額自体は少し少ないですが、固定給分の安定した収入があることです。賞与や福利厚生面でも、非正規雇用より勝ります。

また、施設ごとで大きく手当額が変わってきますが、手当だけで安易に就労先を決めてしまうと、ワンオペ(特にグループホームはワンオペになりがち)と言われる厳しい状況の夜勤になるなどの不満も出てくる可能性がありますので、慎重に選んでいくようにしましょう。

まとめ

  • 夜勤ができるようになるにはそれなりの経験が必要になる。
  • 仕事前にはご利用者の情報をよく聞き、ご利用者の些細な変化を見落とさないようにする。
  • 夜間の配置人数は厚生労働省で定められているところといないところがあるが、日中より少ない職員数でご利用者をお世話していく。中にはワンオペになる施設もある。
  • 夜勤は二交代あるいは三交代の施設があるが、ほぼ二交代であり施設によっては休憩中に仮眠を取ることもできる。
  • 夜勤の月の平均回数は二交代で約4回から5回ぐらい、三交代で5回から6回であるが、施設によっては10回ぐらい夜勤を行う方もいる。
  • 夜勤手当は各施設や経験、勤務場所、職種などにより変わる。
  • 夜勤が終わったら次の日は休みになる。

いかがでしたでしょうか?夜勤がどのように進むのか、給料の実態はどうなのかが少しは見えたと思います。勤務環境を把握して、自分に合った仕事を慎重に探し、自身にとってもご利用者にとってもよい生活が送れるようにしましょう。

     

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